兵庫県赤穂市は、市民の社会意識に関する調査結果を公表した。前年に続き、新型コロナウイルスに感染した人に対する意識を尋ねたところ、
「本人のせい」とする回答が減り、感染者への排斥的な考えが減少傾向にあることがうかがえた。
大阪大大学院の三浦麻子教授と関西学院大の稲増一憲教授が2月に調査。無作為に抽出した1376人のうち、977人から回答を得た。平均年齢は58・8歳だった。
コロナ感染についてどう考えるかについて「本人のせいだと思うか」との質問に、「どちらかといえばそう思う」「やや思う」「非常にそう思う」と答えた人は計17・1%で、前年より6・7ポイント減った。
また、緊急事態宣言下など非常時の私権制限に関しては、否定的な意見が前年と同様に半数以上を占めた。
三浦教授は「感染者が増えたことで感染が驚くほどのことではなくなったうえ、ワクチン接種も進み、排斥的な態度が緩和されてきたようだ」と分析している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7815b97dbf05b35d38f69f62a95f7e7eabbcc673