外国産のタマネギを国産と偽って販売したとして、大阪府泉佐野市に住む78歳の男が書類送検されました。

 食品表示法違反の疑いで書類送検されたのは、大阪府泉佐野市で、農作物販売業を営む78歳の男です。

 警察によりますと、男は、昨年1月と12月、貝塚市内の店舗で、外国産のタマネギを北海道産や和歌山県産と偽って販売した疑いがもたれています。

 一昨年、農林水産省に「青果市場で仕入れた中国産のタマネギを、和歌山県産と偽って販売する事業者がいる」と、匿名の情報提供があり、警察が捜査した結果、産地偽装が発覚しました。

 男は、外国産のタマネギを仕入れ価格の3割増しで、国産として販売し、利益を得ていたとみられます。

 男は、容疑を認めていて「国産のタマネギは原油価格の高騰などが影響し、価格が上がっていた」などと供述しているということです。

 警察は、一昨年8月から昨年1月にかけ、約6トン分のタマネギを産地偽装した上で販売し、少なくとも4万円の利益を得ていたとみて調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3a3a1eabccb7641b8bc85d757d224c3457edff04