26歳も年が離れた長男に成りすまし、大阪府の運転免許試験場から運転免許証の再交付を不正に受けたとして、52歳の父親が有印私文書偽造などの疑いで11日、府警に逮捕されました。男は髪を黒染めするなど、若者らしい装いで写真撮影をしていました。

 逮捕されたのは大阪府羽曳野市の会社役員、福田正人容疑者(52)です。府警によりますと、福田容疑者は一昨年7月、和泉市の光明池運転免許試験場で、当時24歳の長男に成りすまして、「運転免許を紛失した」とうそを言って、再交付を申請し、不正に取得したとして有印私文書偽造などの疑いが持たれています。

 その後、門真市の運転免許試験場に免許更新のために訪れた長男が再交付される前の免許証を持参したことから、不正が発覚したということです。

 福田容疑者は違反が積み重なり、免許取り消しとなっていましたが、一昨年、自家用車を無免許状態で運転していたところを速度違反取締装置=オービスによる取り締まりで速度違反の疑いがかかり、警察に出頭を要請されたことから、長男に成りすまして免許証を取得しようと考えたということです。

 福田容疑者は白髪交じりの短髪だということですが、再交付の際の写真撮影では、髪を伸ばして黒く染めて、整髪剤でボリュームを出すなど若者らしい装いをしていたということです。府警の調べに対し、福田容疑者は容疑を認めているということです。

https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/7218cde0fe1678b3c61b1d136ce15f1f75a8248e&preview=auto