「給料、毎月100万円しか」 細田衆院議長、議員の定数増を主張

 細田博之衆院議長は東京都内であった自民党参院議員の政治資金パーティーで「1人あたり月給で手取り100万未満の議員を多少増やしてもバチは当たらない」と述べた。細田氏は、一票の格差を是正するため地方の定数を減らすのに否定的で、議員定数を増やすべきだと主張した。

 パーティーは10日にあった。細田氏はその中で「議長になっても毎月もらう歳費は100万円しかない。上場会社の社長は1億円は必ずもらう。普通の衆議院議員は手取りで70万、60万くらい」と指摘。衆参両院の議員定数がかつてより減っているなか、「民主主義はできるだけ各党でたくさんの議員を出して盛んな議論をしてもらう方がいい」とも語った。

 細田氏はこれまでも、一票の格差を是正するため小選挙区の定数を人口比に応じて15都県で「10増10減」することを批判して、野党から反発を受けている。(菅原普)

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