中国内陸部・重慶市の江北国際空港で12日午前8時10分ごろ、重慶発チベット自治区ニンティ(林芝)行きのチベット航空旅客機(エアバスA319、乗客113人乗員9人)が離陸の際、滑走路をオーバーランし、炎上した。中国メディアによると、乗客乗員は火災が広がる前に全員脱出した。約40人が病院に搬送されたが、いずれも軽傷だという。
中国の航空当局によると、パイロットが離陸直前に機体の異常に気づき、離陸を中断。機体が滑走路から外れ、その後エンジン部分が地面と接触して出火したという。中国メディアのネット交流サービス(SNS)に投稿された動画の映像では、機体の左主翼付近から激しい炎と黒煙が上がっている様子が見える。航空当局は詳しい事故原因を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20220512/k00/00m/030/123000c