パラグアイの麻薬担当検事、新婚旅行先で射殺
2022年05月12日13時15分
【ボゴタAFP=時事】南米パラグアイで組織犯罪、麻薬密売、資金洗浄、テロの資金調達などを担当するマルセロ・ペッシ検事(45)が10日、新婚旅行先のコロンビアで射殺された。
妻と警察が明らかにした。(写真はマルセロ・ペッシ検事。パラグアイ公共事業・通信省提供)
現場はカリブ海に面した観光地バル島。
ペッシ氏は4月30日、バル島に近いコロンビア北部カルタヘナでジャーナリストのクラウディア・アギレラさんと結婚。アギレラさんは妊娠中だという。
アギレラさんがコロンビアの日刊紙ティエンポに語ったところよると、夫婦がビーチでくつろいでいたところ、
海から2人組の男が小型船または水上バイクで現れ、無言でペッシ氏を2発撃って逃走した。1発は顔に、もう1発は背中に当たったとされる。
アギレラさんによると、ペッシ氏が脅迫を受けたことはなかった。
殺害の動機は明らかになっていないが、パラグアイのアウグスト・サラス検事は「麻薬密売組織」による犯行との見方を示している。
コロンビア警察は10日夜、襲撃者の1人とみられる人物の写真を公開。黒のバミューダパンツにベージュのパナマ帽という格好だった。
パラグアイはブラジル、ボリビア、アルゼンチンの3国に囲まれた内陸国で、麻薬の欧州への密輸拠点となっている。【翻訳編集AFPBBNews】
https://www.jiji.com/jc/article?k=20220512042971a&g=afp
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