シーゲル教授「インフレ抑制が可能になり始めるが、2-3%に向けてではなく、4-5%に向けてだ。2%など、過酷な景気後退なくしてありえない」 [718158981]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、米経済・市場の状況について解説し、ついにS&P 500が弱気相場入りする可能性を語り出した。
過去2が月マネーサプライの伸びが4.0-4.5%に鈍化し良かった。
これが続けば、12-18か月のうちにインフレ制御が戻り始めるだろう。
シーゲル教授がウォートン・ビジネス・デイリーで12日、インフレの先行きについてコメントした。
教授はコロナ禍以降インフレ予想の指標として一貫してマネーサプライを注視してきた。
インフレ抑制が可能になり始めるだろうが、2-3%に向けてではなく、4-5%に向けてだ。・・・
パウエルFRB議長が話していた2%など、過酷な景気後退なくしてありえない。
そもそも、シーゲル教授は「2%インフレのレジーム」が戻るとは考えていない。
長い時間かけて3%と見ている。
それでも景気とインフレ抑制の両立は難しい。
「インフレを止めるためには短期金利を、2-3%よりはるかに高いところまで引き上げないといけない。
率直にいって、イールドカーブを長短逆転させないといけない。」
今やインフレは米国最大の経済問題になっている。
FRBがこれに対処しないなどありえない。
しかし、FRBが十分な引き締めを行えば、景気が悪化してしまう。
シーゲル教授は、長期金利がさほど上昇しないと予想している。
具体的には、3.5-4.0%を大きく上回りることはないという。
インフレ退治には、多かれ少なかれ、経済・市場の過熱を冷ますという性格がある。
だから、市場が鈍化・悪化するのもいくらか覚悟せざるをえない。
シーゲル教授は、現状が厳しい局面であるのを認め、米市場に下げ余地があると話す。
それでも《永遠のブル》は強気を絞り出すことを忘れない。
S&P 500は弱気相場を回避しうると考えているが、まだ4-5%下げても驚かない。
短期の動きはファンダメンタルズに勝ることがあり、20%の下げとなる可能性もある。
その上で、私は株式がすばらしい長期的価値を有していると思う。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています