ロシア、安保理で「ウクライナ生物兵器開発に米関与」と主張…「新たな証拠」とまくし立てる

 【ニューヨーク=寺口亮一】国連安全保障理事会は13日、ウクライナ情勢に関連する緊急会合を開いた。ロシアは、米国がウクライナで生物兵器開発に関与していると主張したが、国連は「いかなる生物兵器計画も把握していない」との認識を改めて示した。

ウクライナで生物・化学兵器開発が行われているとするロシアの一方的な主張に基づき、安保理の枠組みで会合が開催されたのは3月11、18日に続いて3回目。ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は「新たな証拠が見つかった」などとまくし立てた。

 米国の次席大使は「偽情報と陰謀論をまき散らすために安保理を利用している」とロシアを批判し、ロシアが生物・化学兵器を使用する可能性に警戒感を示した。

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