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アニメの感想で古詩を引用する中国人がジワり増加、一番人気はやはり唐代の詩か [386780362]
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0001ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:32:25.31ID:xfTrYG8a0●?2BP(2000)

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白居易 - 《琵琶行》
成立:唐代(AD772 – AD846)

潯陽江頭夜送客
楓葉荻花秋瑟瑟
主人下馬客在船
舉酒欲飮無管絃
醉不成歡慘將別
別時茫茫江浸月
忽聞水上琵琶聲
主人忘歸客不發
尋聲闇問彈者誰
琵琶聲停欲語遲
移船相近邀相見
添酒迴燈重開宴
千呼萬喚始出來
猶抱琵琶半遮面
轉軸撥絃三兩聲
未成曲調先有情
絃絃掩抑聲聲思
似訴平生不得志
低眉信手續續彈
説盡心中無限事
輕攏慢撚抹復挑
初爲霓裳後六幺
大絃嘈嘈如急雨
小絃切切如私語
嘈嘈切切錯雜彈
大珠小珠落玉盤
韋宣語花底滑
幽咽泉流氷下難
氷泉冷澁絃凝絶
凝絶不通聲暫歇
別有幽愁暗恨生
此時無聲勝有聲
銀瓶乍破水漿逬
鐵騎突出刀鎗鳴
曲終収撥當心畫
四絃一聲如裂帛
東船西舫悄無言
唯見江心秋月白

潯陽江頭夜客を送る
楓葉荻花秋索索たり
主人は馬より下り客は船に在り
酒を舉げて飮まんと欲して管絃無し
醉成さずして歡慘として將に別れんとす
別るる時茫茫として江は月を浸す
忽ち聞く水上琵琶の聲
主人は歸るを忘れ客は發せず
聲を尋ねて闇に問ふ彈く者は誰ぞと
琵琶聲停みて語らんと欲して遲し
船を移し相ひ近づきて邀へて相ひ見
酒を添へ燈を迴らし重ねて宴を開く
千呼萬喚始めて出で來たり
猶ほ琵琶を抱きて半ば面を遮る
軸を轉じ絃を撥ひて三兩聲
未だ曲調を成さざるに先づ情有り
絃絃掩抑して聲聲思ひあり
平生志を得ざるを訴ふるに似たり
眉を低れ手に信(まか)せて續續として彈じ
説き盡す心中無限の事
輕く攏(おさ)へ慢く撚り抹(な)でて復た挑ね
初め霓裳を爲し後には六幺
大絃は嘈嘈として急雨の如く
小絃は切切として私語の如し
嘈嘈切切錯雜として彈き
大珠小珠玉盤に落つ
韋垂スる鶯語花底に滑らかに
幽咽する泉流氷下に難(なや)む
氷泉冷澁して絃凝絶し
凝絶して通ぜず聲暫らく歇む
別に幽愁暗恨の生ずる有り
此の時聲無きは聲有るに勝る
銀瓶乍ち破れて水漿逬り
鐵騎突出して刀鎗鳴る
曲終って撥を収め心に當てて畫す
四絃一聲裂帛の如し
東船西舫悄として言無く
唯だ見る、江心に秋月の白きを
0002ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:32:48.20ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

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李白 - 《静夜思》
成立:唐代(AD701 – AD762)

牀前看月光
疑是地上霜
挙頭望山月
低頭思故郷

牀前月光を看る
疑うらくは是、地上の霜かと
頭を挙げて、山月を望み
頭を低れて、故クを思う

静かな秋の夜、ふと寝台の前の床にそそぐ月の光を見ると
その白い輝きは、まるで地上におりた霜ではないのかと思ったほどであった
そして、頭を挙げて山の端にある月を見て、その光であったと知り、眺めているうちに遥か彼方の故郷のことを思い
知らず知らず頭をうなだれ、しみじみと感慨にふけるのである

https://i.imgur.com/9wAYBun.png
李白 - 《贈汪淪》
成立:唐代(AD701 – AD762)

李白乗舟将欲行
忽聞岸上踏歌声
桃花潭水深千尺
不及汪淪送我情

李白舟に乗って将に行かんと欲す
忽ち聞く岸上踏歌の声
桃花潭水深さ千尺
及ばす汪倫が我を送るの情に

李白は舟に乗って今や出発しようとしていた。
ちょうどその時、岸の上から足を踏み鳴らして歌う声が聞こえてきた
桃花潭の水は深さが千尺もあるというが
それでも汪倫が私を送ってくれる情の深さには及ばないだろう
0003ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:35:06.54ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

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https://i.imgur.com/eNtyLDA.png
白居易 - 《春風吹又生》
成立:唐代(AD772 – AD846)

離離原上草 一歳一枯榮
野火燒不盡 春風吹又生
遠芳侵古道 晴翠接荒城
又送王孫去 萋萋滿別情

離離たり原上の草 一歳に一たび枯栄す
野火焼けども尽きず 春風吹いて又生ず
遠芳、古道を侵し 晴翠 荒城に接す
又王孫の去るを送り、萋萋として別情満つ

冬枯れの草を野火がすっかり焼き尽くしたかと思いきや
春になって暖かな風が吹く頃になるとまた再び芽生えてきた
煩悩妄想の荒草も、注意しないとまた芽を出して蔓延る
何ごとも不断の精進が必要である

https://i.imgur.com/xGl3vW6.png
https://i.imgur.com/qUdXh9W.png
曹叡 - 《昭昭素明月》玉臺新詠 巻二
成立:魏(AD226 – AD239)

昭昭素明月 輝光燭我床
憂人不能寐 耿耿夜何長

昭昭たる素明の月、輝光 我が牀を燭らす
憂人 寐ぬる能はず、耿耿として夜何ぞ長き

明るく白く輝く月 光がベッドを照らしている
悩んでいる私は眠れず もんもんとした夜はなんて長いんだろう

https://i.imgur.com/2l4Er2u.png
韓愈 - 《師説》
成立:唐代(AD618 – AD907)

是故弟子不必不如師
師不必賢於弟子
聞道有先後 術業有専攻 如是而已

是の故に弟子は必ずしも師に如かずんばあらず
師は必ずしも弟子より賢ならず
道を聞くに先後有り 術業に専攻有り 是くの如きのみ

弟子は必ず師に及ばない、とは限らない
師は必ずしも弟子より優れているわけではない
道を聞くのに先と後との違いがあり、
技術や学業にそれを専門に研究することがあるので、こうしただけである
0004ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:35:42.75ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

https://i.imgur.com/UKxwUa9.png
杜甫 - 《贈衛八処士》
成立:唐代(AD712 – AD770)

人生不相見 動如參與商
今夕復何夕 共此燈燭光

人生、相見ざること
動もすれば参と商の如し
今夕、復 何の夕べぞ
此の燈燭の光を共にする

《衛八処士に贈る》
人生において、一度別れた友と再会するのは難しい。
ともすれば、夜空のオリオン座とサソリ座のように、
遠く隔たったきり会えないままになってしまうことだってあるのだ。
それなのに、今夜は何と素晴らしい夜だろうか。
君と、この明るい燭台を挟んで相向かい合えるとは。

https://i.imgur.com/xLXPNBE.png
https://i.imgur.com/GaZjJ82.png
https://i.imgur.com/Bce6oln.png
https://i.imgur.com/857BG1q.png
https://i.imgur.com/Dbcmyp4.png
https://i.imgur.com/U9crUX0.png
曹操 - 《短歌行》
成立:後漢(AD155 – AD220)

月明星稀 烏鵲南飛
繞樹三匝 何枝可依
山不厭高 水不厭深
周公吐哺 天下歸心

月明らかに星稀に、烏鵲 南に飛ぶ
樹を繞ること三匝、何れの枝にか依るべき
山高きを厭はず、水深きを厭はず
周公 哺を吐きて、天下 心を帰せり

周公(周の武王の弟君)の故事「握髪吐哺」より
月明らかに星稀な夜、烏鵲が南に飛ぼうとして
木を三度まわり、どの枝に止まろうかと迷っている
山は高いほどよく、海は深いほどよい
来客があれば、入浴中には濡れた髪を握ったまま
食事中には口の中の食べ物を吐き出して面会し、優れた人材を逃さないように、熱心に求めた

https://i.imgur.com/6BdJOp4.png
https://i.imgur.com/tSu2ykN.png
蘇軾 - 《水調歌頭》
成立:北宋(AD1037 – AD1101)

明月幾時有 把酒問青天
不知天上宮闕 今夕是何年

明月、幾時より有るや、酒を把って、青天に問う
不知ず 天上の宮闕、今夕 是れ何の年ぞ

明月はいつから出ているのだろうか
酒杯をあげて天に尋ねたい。
天上の宮殿では今年は何年なのだろうか
0005ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:36:04.93ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

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https://i.imgur.com/RITE6Ro.png
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https://i.imgur.com/AzAyvdp.png
https://i.imgur.com/IeUQIa2.png
https://i.imgur.com/Tb6bGjj.png
https://i.imgur.com/OOd4rs9.png
https://i.imgur.com/nDc42ul.png
https://i.imgur.com/tlgFO8X.png
元稹 - 《聞白樂天左降江州司馬》
成立:唐代(AD779 – AD831)

殘燈無焰影幢幢 此夕聞君謫九江
垂死病中驚坐起 暗風吹雨入寒窗

殘燈焔無く 影幢幢
此の夕 君が九江に謫せられしと聞く
垂死の病中 驚きて坐起すれば
暗風雨を吹きて 寒窗に入る

消えかかった灯火は、炎も殆ど無くなり、火影はくすんで明らかでなく、揺れて落ち着かない
この夜、あなたが九江郡の司馬に左遷されたということを耳にした
死にかけの病で病臥中なのだが、驚いて、起きあがって坐り直した
暗闇から吹いてくる風が、寒々としてわびしげな窓から雨を吹き込ませてきた

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https://i.imgur.com/nCUa2iz.png
https://i.imgur.com/VOl1u6Z.png
https://i.imgur.com/fO0fj65.png
https://i.imgur.com/ah15yf2.png
https://i.imgur.com/KuRLWwB.png
李紳 - 《憫農詩》
成立:唐代(AD780 – AD846)

鋤禾日當午
汗滴禾下土
誰知盤中餐
粒粒皆辛苦

禾を鋤いて日午に当たる
汗は滴る禾下の土
誰か知る盤中の餐
粒粒、皆辛苦なるを

春に一粒の種をまきさえすれば、秋にはたくさんの食糧が収穫できる。
世の中に耕さないで種も植えない田んぼなぞ存在しない。しかし依然として飢えで死んでしまう疲れ果てた農民が存在する。
暑い夏の日の昼に、煌々と照る太陽の下、農民はまだ働いている。その汗の滴は土に吸い込まれていく。
誰が想像だにするだろうか。我々のお椀の中の米粒一粒一粒に、農民の血と汗が混じっているということを。

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曹植 - 《洛神賦》
成立:後漢(AD192 – AD232)

翩若驚鴻 婉若遊龍
榮曜秋菊 華茂春松

翩として驚鴻の若く
婉として遊龍の若し
秋菊より栄え曜き
春松よりも華やぎ茂る

その姿かたちは、不意に飛び立つ鵜鳥のように軽やかで、天翔る竜のようにたおやか
秋の菊よりも明るく輝き、春の松よりも豊かに華やぐ
0006ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:36:21.17ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

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李白 - 《把酒問月》
成立:唐代(AD701 – AD762)

青天有月來幾時 我今停杯一問之
人攀明月不可得 月行卻與人相隨
皎如飛鏡臨丹闕 拷喧ナ盡清輝發
但見宵從海上來 寧知曉向雲間沒
白兔搗藥秋復春 嫦娥孤棲與誰鄰
今人不見古時月 今月曾經照古人
古人今人若流水 共看明月皆如此
唯願當歌對酒時 月光長照金樽裡

青天 月有りて来のかた幾時ぞ
我、今盃を停めて 一たび之に問わん
人、明月を攀(よ)じんとするも得(う)べからず
月行、却って人と相い随う
皎(きょう)として飛鏡(ひきょう)の丹闕(たんけつ)に臨(のぞ)むが如し
緑煙(りょくえん)、滅び尽して清輝(せいき)発す
但(た)だ見る、宵に海上より来たるを
寧(いずくん)ぞ知らん、曉(あかつき)に雲間(うんかん)向いて没するを
白兔、薬を搗(つ)いて 秋復(ま)た春
姮娥(こうが)孤(ひと)り棲(す)みて、誰(たれ)と隣(となり)せん
今の人は見ず、古時(こじ)の月
今の月は曾經(かつ)て古人(こじん)を照らせり
古人、今人(こんじん)、流水の若(ごと)く
共に明月を看(み)ること、皆、此(かく)の如し
唯(た)だ願う、歌に当り酒に対するの時
月光、長(とこし)えに金樽の裏を照らさんことを

青い空に月があらわれてから、どれくらいの時が流れたのだろう。
私は今、盃を止めて、もう一度月に尋ねよう。
人は名月をつかもうとしても、手に入れることはできない。
しかし月の動きは、かえって人に従って追いかけてくる。
白く輝いて空を飛ぶ鏡が、天の宮殿にさしかかったように、
青いモヤが消え尽くして清らかな光が発生する。
人はただ見る。宵に月が海の上から上がってくるのを
だが人は興味も示さない。暁に月が雲の間に没するのには。
白い兔が薬を杵でついて、秋が来てまた春が来る。
姮娥(こうが)は独り月に棲んでいて、誰と隣りあうことがあろうか。
今の人は見ない。昔の月を。
今の月はかつて昔の人の上を照らしていたのだ。
昔の人も今の人も、流れる水のようである。
共に名月を見ることは、皆、このようなものだ。
ただ願う。歌に当たり酒に対する時、
月の光がいつまでも金の酒樽の裏を照らしていてほしいと。
0007ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:36:35.66ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

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https://i.imgur.com/jGSoobm.png
晏殊 - 《浣溪沙》
成立:北宋(AD960 – AD1127)

一曲新詞酒一杯 去年天氣舊亭台
夕陽西下幾時回 無可奈何花落去
似曾相識燕歸來 小園香徑獨徘徊

一曲の新詞酒一杯、去年の天気、舊の亭臺
夕陽西に下めば、幾れの時か回らん
可奈何ともする無し、花は落り去り
曾ての相識の似き、燕歸り來る
小園の香徑、獨り徘徊す

一曲、新たに詞ができたので、酒を一杯飲んだ
自然や周りの様子は去年と少しも変わらないが
夕日が西に沈めばいつ戻ってくるのだろう
花が散っていくような自然の移ろいは、どうしようもない
かつての知り合いのように燕が帰ってきて
小さな庭園の花びらが散り敷かれた小径を、一人だけでぶらぶらと歩いた

https://i.imgur.com/imfFeza.png
蘇軾 - 《記承天夜遊》
成立:北宋(AD1037 – AD1101)

解衣欲睡 月色入戶
欣然起行 念無與為樂者
遂至承天寺尋張懷民 懷民亦未寢
相與步於中庭 庭下如積水空明
水中藻荇交 蓋竹柏影也
何夜無月 何處無竹柏
但少關l如吾兩人者耳

https://i.imgur.com/6DiEyed.png
https://i.imgur.com/oGMi6EA.png
https://i.imgur.com/JdJtllL.png
https://i.imgur.com/LyjxcUe.png
詩経 - 《采葛》王風、十五国風篇
成立:西周(BC1100頃 – BC771)

彼采葛兮 一日不見 如三月兮
彼採蕭兮 一日不見 如三秋兮
彼採艾兮 一日不見 如三歲兮

彼の葛を采る 一日見ざれば 三月の如し
彼の蕭を采る 一日見ざれば 三秋の如し
彼の艾を采る 一日見ざれば 三歳の如し

あの葛を摘む人に 一日、会わなければ 三ヶ月経ったかのようだ
あの蓬を摘む人に 一日、会わなければ 三年経ったかのようだ
あの艾を摘む人に 一日、会わなければ 三世(百年)経ったかのようだ

https://i.imgur.com/SujgFWS.png
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衛霊公 - 《論語》
成立:春秋時代(BC540 – BC493)

工欲善其事 必先利其器
居是邦也、事其大夫之賢者、友其士之仁者

工、その事をよくせんと欲せば、必ずその器を利とす
この邦に居るや、その大夫の賢者につかえ、その士の仁者を友とする

職人が仕事前に丹念に道具を研ぐように
士たるものは国の賢人や仁者を慎重に選び出して師や友としなければいけない
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2022/05/15(日) 11:38:03.35ID:g2jiRKhw0
本日一番のどうでもいい情報
0009ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:40:40.37ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

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孔子 - 《論語》雍也篇;第六:二十三
成立:春秋時代(BC551 – BC479)

知者樂水 仁者樂山

知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ

https://i.imgur.com/ii7UA3v.png
管仲 - 《管子》牧民篇
成立:姜斉(BC1046 – BC386)

倉廩實而知禮節
衣食足而知榮辱

穀物倉や米蔵が一杯になって初めて礼儀というものを気にするようになり
衣服や食物が欠けることがなくなって初めて栄誉や恥辱というものを気にするようになる

https://i.imgur.com/n5u77sJ.png
劉希夷 - 《代悲白頭翁》
成立:唐代(AD651 – AD680)

年年歳歳花相似
歳歳年年人不同

年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず

昔年と同じように花は美しく咲くけれど
一緒にこの花を見た人はもはやこの世にはいない
0010ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:40:55.77ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

https://i.imgur.com/bhMNhU6.png
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詩経 - 《蒹葭》国風、秦風篇
成立:周王朝(BC1046 – BC256)

蒹葭蒼蒼 白露爲霜
所謂伊人 在水一方
溯從之 道阻且長
溯游從之 宛在水中央
蒹葭萋萋 白露未晞
所謂伊人 在水之湄
溯從之 道阻且躋
溯游從之 宛在水中坻
蒹葭采采 白露未已
所謂伊人 在水之涘
溯從之 道阻且右
溯游從之 宛在水中沚

兼葭(けんか)蒼蒼(そうそう)たり 白露(はくろ)霜(しも)と為(な)る
所謂(いはゆる)伊(こ)の人 水(みづ)の一方に在り
溯(そくゎい)して之に從はんとすれば 道(みち)阻(そ)にして且つ長し
溯游(そいう)して之に從へば 宛(ゑん)として水の中央(ちゅうあう)に在り
兼葭萋萋(せいせい)たり 白露未だ晞(かは)かず
所謂伊の人 水の畔(ほとり)に在り
溯して之に從はんとすれば 道阻にして且つ躋(のぼ)る
溯游して之に從へば 宛として水の中坻(ちゅうち)に在り
兼葭采采(さいさい)たり 白露未だ已(や)まず
所謂伊の人 水の畔(ほとり)に在り
溯して之に從はんとすれば 道阻にして且つ右(みぎ)す
溯游して之に從へば 宛として水の中沚(ちゅうし)に在り

水辺の草は青々と茂り 白い露は霜となる
我が思うこの人は 川の向こうに居る
川を遡って行こうとすれば 道は険しくかつ遠い
流れに随って渉って行けば あたかも川の中央にあるように面影が浮かぶだけ
水辺の草は寒々と茂り 白い露はまだ乾かない
我が思うこの人は 川のほとりに居る
川を遡って行こうとすれば 道は険しくかつ急峻である
流れに随って渉って行けば あたかも川の中州にあるように面影が浮かぶだけ
水辺の草は盛んに茂り 白い露はまだ降りやまない
我が思うこの人は 川の岸辺に居る
川を遡って行こうとすれば 道は険しくかつ遠くへ廻っている
流れに随って渉って行けば あたかも川の中州のほとりにあるように面影が浮かぶだけ
0011ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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礼記 - 《中庸 第九節》
成立:前漢(BC206 – AD8)

登高必自卑
行遠必自邇

高きに登るは必ず卑き自りゆき
遠くに行くは必ず邇き自りゆく

どんなに高いところに登るにもまず第一歩からで
どんなに遠くに行くのもまずは一歩から始まる

https://i.imgur.com/EakbM4E.png
https://i.imgur.com/Iv6HhD2.png
戴聖 - 《大學》礼記
成立:前漢(BC206 – AD8)
心不在焉 視而不見
聽而不聞 食而不知其味
此謂脩身在正其心

心焉(ここ)に在らざれば、
視れども見えず、聴けども聞こえず
食らえども其の味を知らず
此れを、身を修むるは其の心を正すに在り、と謂う

心が動揺し正常な判断や行動を保てないでいると
物事を視ても見えず、聴いても聞こえず
食べてもその味が分からない
わが身を修めるには、まず自分の心を正すことである、というのは このことをいうのである

https://i.imgur.com/U5VSqET.png
孟浩然 - 《春暁》
成立:唐代(AD689 – AD740)

春眠不覚暁
處處聞啼鳥
夜来風雨聲
花落知多少

春眠 曉を覺えず
處處 啼鳥を聞く
夜來 風雨の聲
花落つること 知る多少

春は気持ちよいので日が昇ったのも知らずに眠っていた
目が覚めるとあちらこちらから鳥のさえずりが聞こえている
昨夜は風雨であったが
どれだけの花が落ちてしまったのであろうか

https://i.imgur.com/m5n2u4i.png
呂蒙正 - 《破窯賦》
成立:北宋(AD944 – AD1011)

天有不測風雲
人有旦夕禍福

天に不測の風雲あり
人に旦夕の禍福あり

大きな天空でさえ思いがけぬ嵐や雨雲に覆われることがあるのだから
まして小さな人間は短時間のうちに不幸や幸運を繰り返すものである
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https://i.imgur.com/lREyOct.png
https://i.imgur.com/SfDr16i.png
老子 - 《老子道徳経》第六十四章
成立:春秋時代(BC771 - BC500)

其安易持 其未兆易謀
其脆易泮 其微易散
爲之於未有 治之於未亂
合抱之木 生於毫末
九層之臺 起於累土
千里之行 始於足下
爲者敗之 執者失之
是以聖人 無爲故無敗 無執故無失
民之從事 常於幾成而敗之
愼終如始 則無敗事
是以聖人欲不欲 不貴難得之貨
學不學 復衆人之所過
以輔萬物之自然 而不敢爲

その安きは持し易く、その未だ兆さざるは謀り易し
その脆きは泮かし易く、その微なるは散らし易し
これを未だ有らざるに為し、これを未だ乱れざるに治む
合抱の木も毫末より生じ、九層の台も累土より起こり
千里の行も足下より始まる
為す者はこれを敗り、執る者はこれを失う
ここを以って聖人は、為すこと無し
故に敗るることも無し、執ること無し、故に失うことも無し
民の事に従うは、常に幾んど成るに於いてこれを敗る
終りを慎しむこと始めの如くなれば、則ち事を敗ること無し
ここを以って聖人は、欲せざるを欲して、得難きの貨を貴ばず
学ばざるを学びて、衆人の過ぎたる所を復す
以って万物の自然を輔けて、而して敢えて為さず

物事が安定している時にはそれを維持しやすく、不安定な兆しが見えないうちは問題に対処しやすい
柔らかな物は溶かしやすく、細かな物は飛び散りやすい
つまり問題というのは、それらが現実となって混乱が生じる前に対処するべきなのだ
一抱えもある大木も毛先ほどの芽から生まれ、大きな建物も土台を盛る事から始め、千里の道も一歩から始まる
そうした基本を忘れて何かをしようとすれば台無しになり、何かに執着すればかえって失う事になる
そこで「道」を知った聖人は余計な事をしないので台無しにする事もなく、物事に執着しないので失うこともない
人々が何かをしようという時は、あと少しで完成という所で油断して台無しにしてしまう
完成間近の時こそ始めの様に慎重にすれば、失敗する事などないのだ
だから聖人は欲望を抑え、貴重な品々には目もくれず
余計な知識を排除して、人々の行き過ぎた欲望や知識から焦りや油断が生まれぬようにする
こうして万物自然のありのままの姿を大切にして、ことさらに何か余計な事をしないのだ
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2022/05/15(日) 11:41:27.77ID:RNliwGQPx
古今集から引用する日本のアニメファンなんて全然いないよなあ
どうして違うんだろう
0014ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:41:40.53ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

https://i.imgur.com/82uIq0Q.png
詩経 - 《狡童》国風、鄭風篇
成立:西周(BC1100頃 – BC771)

彼狡童兮 不與我言兮
維子之故 使我不能餐兮
彼狡童兮 不與我食兮
維子之故 使我不能息

彼の狡童、我と言はず
維れ子の故 我をして餐ふ能はざらしむ
彼の狡童、我と食せず
維れ子の故 我をして息する能はざらしむ

あの狡猾な男は、私と話してもくれない
その為に私は、食べ物も喉を通らない程悲しい
あの狡猾な男は、私と食事を共にしようともしない
その為に私は、心の休まることがない程辛い

https://i.imgur.com/Cwm2ktp.png
https://i.imgur.com/teb8A79.png
https://i.imgur.com/thhHdai.png
https://i.imgur.com/FIDbGFQ.png
孫武 - 《孫子》謀攻篇
成立:春秋時代(BD545 – BD470)

知彼知己者、百戦不殆
不知彼而知己、一勝一負
不知彼不知己、毎戦必殆

彼を知り己を知れば百戦殆うからず
彼を知らずして己を知れば、一勝一負す
彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし

敵情を知り、また自国の実情もよく知っていれば、何度戦っても負けることがない
敵情を知らず、自国の実情のみをよく知っていれば、勝ったり負けたりする
敵情を知らず、自国の実情も知らなければ、戦うたびに必ず危なくなる

https://i.imgur.com/pr1At5f.png
https://i.imgur.com/es3LEph.png
https://i.imgur.com/5ekHIhc.png
https://i.imgur.com/VBzYkmZ.png
曹植 - 《七歩詩》
成立:春秋時代(AD192 – AD232)

煮豆持作羹
漉鼓以爲汁
萁在釜下燃
豆在釜中泣
本是同根生
相煎何太急

豆を煮て持て羹と作し
鼓を漉して以て汁と為す
萁は釜下に在りて燃え
豆は釜中に在りて泣く
本同根より生ずるに
相煎ること何ぞ太だ急なると

https://i.imgur.com/edxLI4R.png
王安石 - 《初夏即事》
成立:北宋(AD1021 – AD1086)

石梁茅屋有彎碕
流水濺濺度両陂
晴日暖風生麥氣
緑陰幽草勝花時

石梁、茅屋、彎碕有り
流水、濺濺として両陂を度る
晴日、暖風、麦気を生ず
緑陰、幽草、花時に勝れり

石の橋、茅葺家 曲がりくねった川岸
水が土手の間をさらさらと流れてゆく
晴れた日 暖かい風に漂う青麦の香り
緑陰 木立の下の草の繁み 花時にも勝る
0015ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:45:47.26ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

https://i.imgur.com/sCHBbF1.png
曾子 - 《大學》礼記
成立:前漢(BC206頃)
古之欲明明徳於天下者 先治其國
欲治其國者 先齊其家
欲齊其家者 先脩其身
欲脩其身者 先正其心
欲正其心者 先誠其意
誠其意者 先致其知
致知在格物
物格而后知至 知至而后意誠
意誠而后心正 心正而后身修
身修而后家斉 家斉而后国治
国治而后天下平

古の明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、まずその国を治む
その国を治めんと欲する者は、まずその家を斉う
その家を斉えんと欲する者は、まずその身を修む
その身を修めんと欲する者は、まずその心を正しくす
その心を正しくせんと欲する者は、まずその意を誠にす
その意を誠にせんと欲する者は、まずその知を致す
知を致すは物に格るに在り
物格って后知至る、知至って后意誠なり
意誠にして后心正し、心正しくして后身修まる
身修って后家斉う、家斉いて后国治まる
国治まりて后天下平らかなり

古代の明徳を天下に対して明らかにしたいという者は
天下よりも先に、まずその国をよく治める
その国を良く治めたいという者は
国よりも先に、まず自分の家族を整える
その家を秩序ある形で整えたいという者は
家よりも先に、まず自分自身の身や道徳を修める
その身を修めたいという者は
身よりも先に、まず自分の心を正しいものにしようとする
その心を正しくしたいという者は
心よりも先に、まずその意志を誠実なものにする
その意志を誠実にしたいという者は
意志よりも先に、まずその知を高めようとする
格物致知(六芸)の基本教養を窮めた後に、知に至る
知に至って後に、意志が誠実となる
意志が誠実となって後に、心が正しくなる
心が正しくなった後に、我が身が修まる
身を修めて後に、家の秩序が整う
家が整って後に、国が治まる
国が治まった後には、天下全体が平和になるのである
知を高めるとは、物や事物の仕組み(基本教養としての六芸)について理解するということにある
0016ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:46:05.99ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

https://i.imgur.com/Stco5CM.png
曹操 - 《觀滄海》
成立:後漢(AD155 – AD220)

東臨碣石 以觀滄海
水何澹澹 山島竦峙
樹木叢生 百草豐茂
秋風蕭瑟 洪波湧起
日月之行 若出其中
星漢燦爛 若出其裡
幸甚至哉 歌以詠志

東のかた碣石に臨み、以て滄海を觀る
水 何ぞ澹澹たる、山島 竦峙せり
樹木 叢生し、百草 豐茂す
秋風 蕭瑟して、洪波 涌起す
日月の行、其の中より出づるが若く
星漢 燦爛として、其の里より出づるが若く
幸 甚だ至れる哉、歌って以って志を詠ず

東の方、碣石山に立つ、それから、はるかな東海を見渡す
そこの水面はいかにもゆったりと波うっている海原にそばたつ島山がある
樹木がむらがり鬱蒼と生えている、そこにはいろいろの草も茂っている
折から秋風がさわさわとさびしく吹き起こり、大浪がたちあがりさわぎたつ
太陽と月もその中から運行し出し、そのなかにしずむようであるし、
燦爛と輝く星影や天の川も、その中から現れ出る手、その裏に沈むようである
この蒼海の景を観ることのできたことは、なんと幸いなことであろうか、そこでこれを歌ってわが志を述べる
0017ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:46:31.73ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

https://i.imgur.com/CKv8Jcx.png
https://i.imgur.com/1FoapHb.png
崔致遠 - 《秋夜雨中(추야우중)》
成立:新羅時代(AD858 – 没年不詳)

秋風唯苦吟(추풍유고음)
舉世少知音(세로소지음)
窗前三更雨(창외삼경우)
燈前萬里心(등전만리심)

秋風に、唯だ吟ずるに苦しみ
世を挙げて、知音の少なし
窓前、三更の雨
灯前、万里の心

秋の風が激しく歌っている
私を知っている人は、世界のどこにもいない
夜に窓の外で雨が降っている
灯りの中、私の孤独な心は海を渡って何万里も先の故郷にある
0018ケ 晟鉉 (ワッチョイ 774e-b/vk)
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2022/05/15(日) 11:46:45.67ID:xfTrYG8a0?2BP(1000)

https://i.imgur.com/LmwOYDG.png
張九龄 - 《望月懷遠》
成立:唐代(AD678 – AD740)

海上生明月 天涯共此時
情人怨遙夜 竟夕起相思
滅燭憐光滿 披衣覺露滋
不堪盈手贈 還寢夢佳期

海上(かいじょう) 明月(めいげつ)生(しょう)じ
天涯(てんがい) 此(こ)の時(とき)を共(とも)にす
情人(じょうじん) 遙夜(ようや)を怨(うら)み
竟夕(きょうせき)相思(そうし)を起こす
燭(しょく)を滅(めっ)して光(ひかり)の満(み)つるを憐(あわ)れみ
衣(ころも)を披(はお)りて露(つゆ)の滋(しげ)きを覚(おぼ)ゆ
手(て)に盈(み)たして贈(おく)るに堪(た)えず
還(かえ)り寝(い)ねて佳期(かき)を夢(ゆめ)む

海の上に明るい月が上がり、遥か遠くに離れている二人は時を同じくして眺めている
多情の乙女にとっては、長い夜が恨めしく、夜通し、恋する人への想いを引き起こしている
心を繋ぐ月の光を愛でるため、ロウソクの灯を消し、夜露が降り敷くのに気づいて、衣を羽織る。
月の光を両手いっぱいに満たしてみても、恋する人に贈るすべもなく、寝室に戻って、しばしまどろみ恋人に逢う楽しい日を夢見ている

https://i.imgur.com/5vjZLOw.png
《十五従軍征》楽府詩集、郭茂倩編纂
成立:北宋(AD1041 – AD1099)

十五従軍徵
八十始得歸
道逢郷里人
家中有阿誰
遙望是君家
松柏塚纍纍
兎従狗竇入
雉従樑上飛
中庭生旅穀
井上生旅葵
烹穀持作飯
採葵持作羮
羮飯一時熟
不知貽阿誰
出門東向望
涙落沾我衣

十五にして軍に従いて征(ゆ)き
八十にして始めて帰(かえ)るを得たり
道に郷里の人に逢(あ)う
家中に阿誰(あすい)有りや
遙かに望む是れ君が家なり
松柏塚(つか=墓)累累たり
兎は狗(いぬ)の竇(あな)より入り
雉(きじ)は梁(はり)の上より飛ぶ
中庭(ちゅうてい)には旅穀(りょこく)生じ
井上(せいじょう)には旅葵(りょき)生ず
穀(こく)を烹(に)て持って飯(はん)を作り
葵(き)を採(と)りて持って羮(こう・あつもの)を作る
羮飯(こうはん)一時に熟すれども
知らず阿誰(たれ)に貽(おく)るかを
門を出(い)でて東に向って望めば
涙落ちて我が衣(い)を沾(うるお)す

十五歳で徴兵されて従軍し、八十歳になってやっと故郷に帰ることができた。
道で会った郷里の人に、「我が家には誰かいるかね。」と聞くと、
「ずっとむこうに見えるのがあなたの家ですよ。」と答えてくれた。
行って見れば松やヒノキが生い茂り、土饅頭の墓が幾つも重なりあっている。
ウサギやイヌの通る抜け穴から我が家に入ると、キジが天井の梁から飛び立った。
庭には野生の穀物が一面に茂り、井戸の周りには野生の葵が生えている。
早速穀物をついて飯をつくり、葵を摘んでスープをつくった。
飯とスープはすぐにできたが、食べてくれる人は誰もいない。
門から出て遥か東方を眺めれば、涙はとめどなく流れ着物を濡らす。
0020番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (アウアウウー Sa2d-V7me)
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2022/05/15(日) 11:57:03.17ID:l9WeN7WHa
面白いじゃん
0021番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (アウアウイーT Sae9-lIli)
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2022/05/15(日) 12:06:36.02ID:2AsuhdyEa
教養があって良いね
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