「佐渡島の金山」（新潟県佐渡市）の世界文化遺産登録を目指す自民党有志による議員連盟が６日、同市を訪れ、関連施設を視察した。韓国側が戦時中に朝鮮半島出身者らへの「強制労働」があったと反発する中、佐渡金山の文化的価値への理解を深め、対外発信強化につなげたい考えだ。
視察には議連会長の中曽根弘文元外相、柴山昌彦元文科相をはじめ約２０人が参加。佐渡金山の歴史を紹介する施設や江戸時代から使われていた坑道を見学し、渡辺竜五市長らから説明を受けた。
中曽根氏は視察後、記者団に「当時の人たちの金への情熱を感じた。何としても佐渡金山の世界遺産登録を実現したい」と語った。
「佐渡島の金山」をめぐっては政府が今年２月、国連教育科学文化機関（ユネスコ）に世界文化遺産への推薦書を提出。秋ごろにユネスコ諮問機関「国際記念物遺跡会議（イコモス）」が審査に入り、来年６〜７月にユネスコ世界遺産委員会が登録の可否を判断する予定だ。
https://www.iza.ne.jp/article/20220506-AJLL5TAUJFLWBBMKZZU2IKFOT4/
国連教育科学文化機関（ユネスコ）の世界遺産委員会は２２日、世界文化遺産に登録されている長崎市の端島（通称・軍艦島）を巡り、戦時徴用された朝鮮半島出身者に関する日本政府の説明は不十分だとする決議案を採択した。日本政府が昨年開設した「産業遺産情報センター」（東京都新宿区）の展示を念頭に、改善を求めた。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/604037
