来たれ、新たな社会主義 世界を読む2016-2021 トマ・ピケティ著
https://www.tokyo-np.co.jp/article/177260

◆今こそ機会平等実現へ
> 海外の一流紙で続々と書評が載りつつあるピケティの最新評論集が出版された。
> ピケティの名前は『21世紀の資本』がベストセラーになって以来、全世界で有名になった。

> 「社会主義」という言葉が保守派に敬遠されるかもしれないが、
> 主張されていることは、「格差の是正」「参加型社会主義」「循環型経済の実現」
> 「人種差別反対」「男女同権」「多民族共生」等々、
> 一言でいえば「社会正義の実現」ということである。

> ピケティは、二十一世紀も二十年以上過ぎて、潮は明らかに変わりつつあると感じている。
> 出自に関係なく、「教育」「雇用」「財産」(最低限の相続)に平等に
> アクセスできるようにするべきだという彼の理想に共鳴する人は多いはずだ。