取水施設漏水 仮設ポンプ42台稼働 愛知県「工業用水の給水停止は回避の見通し」

愛知県豊田市にある川をせき止めて水を取り込む施設で起きた大規模な漏水は、現場で仮設ポンプ42台を稼働し、水の確保を急いでいます。県では、工業用水の供給停止は避けられる見通しだとしています。

17日に大規模な漏水が起きた豊田市を流れる矢作川の取水施設では、19日も水位が下がって、取水口から水がくみ取れない状況が続いています。

取水口を管理する東海農政局は19日午前9時半現在、仮設ポンプ42台を稼働し、水をくみ上げています。

東海農政局によりますと、仮設ポンプで合わせて毎秒2.72立方メートルの水をくみ上げる予定です。

愛知県によりますと、19日午前9時半現在、安城浄水場には貯められた水が残り、事業所に工業用水の供給は続いていて、県では、工業用水の供給停止は避けられる見通しだとしています。

一方で、農業用水は17日から給水停止が続き、供給再開のめどは立っていません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f745cffd0bf13f0a64c11cf77eab2f2f2afd94e5