子どものセルフレジって、ありなし?

投稿したのは自身も子育て中の40代の父親。
ある日、この男性が近所にあるスーパーのセルフレジで会計をしようとしたところ、
6台中3台を子どもを連れた家族が使っていました。
子どもが家族に手伝ってもらいながらレジの打ち込みをしていて、
その3台だけに長い列ができていたということです。
(略)

子どもの興味だけではない理由で
今回、取材を進める中で切実な思いをSNSで訴える母親に出会いました。

女性の投稿
「息子は自閉症があり、やりたいと言ったらこだわりで絶対やらないと気が済みません。
セルフレジもやりたがり、それを阻止するとかんしゃく、パニックになり手がつけられなくなってしまいます。
後ろの人に大変申し訳ないと思いながら息子にやらせざるをえないという状況です。すみません」

関東地方に住む38歳の女性が育てている5歳の息子。
軽い知的障害を伴う自閉症でこだわりが非常に強いと言います。

スーパーの買い物ではレジでお金を出し、おつりを受け取って財布に入れるまで自分でやらないと気が済みません。
ほかの買い物客に迷惑をかけたくないと、買い物をする時間帯を平日の日中にしたり、
援助や配慮を必要とする人がいることを知らせる「ヘルプマーク」をつけたりして工夫しています。

女性
「息子の成長過程の中では、家族と一緒にスーパーに行って買い物のしかたを経験することも大切だと思っています。
後ろに列ができたらなるべくスムーズに支払いができるよう、親もサポートしながら子どもの発達を支えていきたいし、
そうせざるをえない状況の子どもがいることも知ってもらい、見守ってもらえるとうれしいです」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220518/k10013629281000.html