東京電力福島第二原発 未許可車両が「周辺防護区域」に出入り 核物質防護規定に違反
5/19(木) 12:11

東京電力福島第二原発で入域が厳しく制限されている区域に、未許可の車両が複数回出入りする核物質防護規定違反がありました。

原子力発電所では原子炉があるエリアを「防護区域」とし、その周辺を「周辺防護区域」、さらにその周りを「立入制限区域」に設定して出入りを厳しく管理しています。

これらのエリアに入るには区域別にそれぞれ許可証が必要ですが、「周辺防護区域」に去年11月に7回、「立入制限区域」にはことし1月に1回、未許可の車両が出入りする核物質防護規定違反がありました。

いずれも物品の搬入を目的とした車両で、施設の被害はありませんでした。

原因について東京電力は許可証の見た目が似ていたため、警備員が見落としたとして、すでに様式を見直したということです。

原子力規制委員会は5月18日、安全確保と違反の深刻度に関する評価でこの事案をもっとも軽微なレベルとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd03c4899558bafe59c22a5977c4b4db932de1b1