大阪市立の小学校が、保護者の同意を得ず、1年半にわたり児童を別室で個別指導していたことが関西テレビの取材でわかりました。

大阪市立小学校に通う6年の児童は、おととし10月からことし4月までの間、教室とは別の部屋で個別指導を受けていました。

児童に対して小学2年のときから同級生によるいじめがあり、学校は特別支援学級に入ることを保護者に提案していました。

児童に知的な障害はなく、保護者は提案を断っていましたが、学校は保護者の同意を得ないまま、普通学級の中で、1年半にわたり児童に別室で個別指導を続けていました。

校長は取材に対し「当然日々の学校生活についても(児童から)伝わっているのかなと思っていた。(父親は)全く知らなかった、僕自身も驚いた」と話しました。

学校の対応について、19日、大阪市の松井市長がコメントしました。

【松井市長】
「不適切だと思う。長期間にわたる個別指導は普通の感覚とは離れていると思っている。子どもたち、保護者に寄り添って対応するようにと、教育委員会に伝えています」

大阪市の教育委員会は第三者専門家チームを学校に派遣し、児童のサポートに努めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d43965e30b03452714b226aac3bda82a6b964212