アメリカ・アリゾナ州に暮らすリーアン・ベルさん(37)は、 自身の子宮に関する仰天の事実を発信し続けている。

ひどい月経困難症で婦人科を受診したところ、画像診断で極めて珍しい「Uterus didelphys(完全重複子宮)」と診断されたといい、膣と子宮頸部が薄い壁で2つに隔てられ、それぞれが独立した2つの子宮につながっていることが判明したというのだ。

胎児が女の子の場合、母親のおなかのなかで早い時期にミュラー管と呼ばれる2本の管が癒合し、子宮が完成する。何らかの理由でその癒合が上手くいかないと子宮に奇形が生じ、女性の5%にそれが認められるそうだ。

しかしイギリスでは2020年12月、最も深刻な奇形とされる完全重複子宮の女性が、なんと5児の母に。同じ状況の女性たちに大きな勇気を与えていた。

リーアンさんは 動画で、フォロワーから寄せられた質問に答えることも多い。注目された月経については、「毎月2回分で周期はほとんど重なるから、なんとタンポンを2本使用するのよ」と話している。

また妊娠出産に関しては「帝王切開で出産できるけれど、流産や早産の例も多く妊娠はハイリスク」と説明。4年前には受精卵が卵管で成長するという子宮外妊娠で、緊急手術を受けたこともあるそうだ。https://sirabee.com/2022/05/16/20162855697/2/