手術支援ロボット使用で医療ミス 「ダヴィンチ」操作誤り肺がん患者死亡 大阪・吹田市民病院

大阪府吹田市の市立病院で、手術支援ロボットを使った肺がんの手術中に医療ミスがあり、その後、患者が死亡していたことがわかりました。

 吹田市民病院の発表によりますと、おととし10月、肺がんを患っていた60代男性の手術中に、医師が手術支援ロボット「ダヴィンチ」を操作した際、あやまって大動脈を傷つけてしまったということです。

 患者は大量の出血により脳に大きなダメージを受けて、手術から17日後に死亡しました。

 市民病院は、ほかの病院の医師らを含む事故調査委員会を設置。

 調査の結果、モニターに手術器具が映っていない状態にもかかわらず、医師がロボットを操作したことが事故の原因と結論付けました。

 病院側はミスを認めて遺族に謝罪し、和解金を支払うことで今年1月に示談が成立したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/30d1f34e7742a6c6f4dbe87e2cb9507532622613