ドイツとイタリアはブリュッセルの承認後、ロシアのガス支払いを承認-情報筋
Germany and Italy approved Russian gas payments after nod from Brussels - sources
https://www.reuters.com/markets/europe/germany-italy-approved-russian-gas-payments-after-nod-brussels-sources-2022-05-20/
ロシアの支払い要求に応じないEU加盟国もある
EUとの協議によりロシアの支払いを承認した国もある-関係筋
外交官、EUの指針は意図的に曖昧にされていると指摘
ミラノ/ベルリン 20日 ロイター] -
ドイツとイタリアは、EUとの協議の結果、モスクワに対する制裁に違反することなくロシアのガスを購入し続けるためにルーブル口座を開設できると企業に伝えたと、関係者は述べた。
ロシアが外国のガス購入者にルーブルでの支払いを要求していることをめぐる議論は、
ウクライナ戦争をめぐってモスクワに対して強硬な姿勢をとる欧州政府の決意を試すものとなっている。
ポーランド、ブルガリア、フィンランドは、輸入業者がガスプロムバンクのルーブル建て口座を通じてガス代を支払うというモスクワの要求に従うことを拒否し、供給が削減された。
しかし、他の加盟国は、家庭を暖め、工場に電力を供給するのに不可欠なロシアのガスの供給を失うことになりかねない行動に、企業を誘導することに消極的である。
ブリュッセルは、制裁に違反することなくロシアのガスを購入する方法について2種類の指針を文書で示したが、
EU当局者も非公開の会合で、ガスプロムバンクにルーブル建て口座を開設しないよう企業に助言したため、法的ルートは依然として不明確なままである。
ブリュッセルにいるEU加盟国の外交官の中には、この助言は各国がルーブルの口座を開設し、ロシアのガスを買い続けられるようにするために意図的に曖昧にしたものだと考えている者もいるという。