ゼレンスキー氏「侵攻直前に戻せば勝利」 幹部からは全土奪還の声も

インタファクス・ウクライナ通信などによると、ゼレンスキー氏は21日のテレビ番組で、「より多くの人々と兵士を救うのが最優先だ」と述べ、戦闘によってロシア軍を2月の侵攻直前の位置にまで押し戻せば「わが国にとっての勝利となる」との認識を示した。

一方、大統領府長官顧問のポドリャク氏はロイター通信が22日に配信した記事で、「領土の割譲を伴う取引は受け入れられない」と述べている。ウクライナ国防省情報総局トップのブダノフ氏も、20日に配信された米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)のインタビューで、ロシアが2014年に一方的に併合した南部クリミア半島や、親ロシア派勢力が実効支配を続けてきたドンバス地方の一部地域を含むすべての占領された地域を奪還するまで戦うと主張している。
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASQ5Q7T24Q5QUHBI01N.html?iref=sp_new_news_list_n