1日2兆5000億円の戦費に苦しむロシア、北方領土問題解決の好機
■ ロシア疲弊が北方領土奪還のチャンス
ウクライナ侵攻までのウラジーミル・プーチン大統領は生きのいい北極熊ではなかっただろうか。
しかし、今や深手を負ったクマと化した。理不尽な侵攻で多大の国損をもたらしている大統領を国民はいつまで許すのだろうか。
プーチンは西側諸国の金融・経済制裁は全く影響を与えていないかのように語っている。しかし、家計を預かる主婦たちからは、物価の値上がりで困惑している声が聞こえてくる。
金回りが悪くなって各種企業などの経営が行き詰まり、失業者が増えてくれば、暢気なことは言っておれなくなるに違いない。
国民から怨嗟の声がふつふつと上がり、大統領を追い落とす動きも出てくるだろう。
しかし、権力をなくしたら地獄が待っていると知っているプーチンがすんなりと椅子を明け渡すとは思えない。一波乱があるかもしれない。
いま日本が注目すべきは、プーチンの運命ではない。
ロシアの疲弊と北方領土を抱えておけない状況の到来である。その好機を見逃がしてはならない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ebdd07442511bb6873a7ad91479a190e0e5c247