イギリスの学者、コロナ後遺症を包括的に評価する尺度を作成、最も多いのは「疲労感、呼吸困難、ブレインフォグ」 [135673447]
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英国Birmingham大学のSarah E Hughes氏らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症が患者に及ぼす影響について幅広く評価する質問票形式の包括的スケールSBQ-LC(symptom burden questionnaire for long covidバージョン1.0)を作成し、2022年4月27日のBMJ誌電子版に報告した。
COVID-19から回復した患者の一部に、長期にわたる後遺症が見られている。症状はさまざまで、複数の臓器系に及ぶ。最も多く報告されているのは、疲労感、呼吸困難、ブレインフォグといった症状だ。持続する、または、反復する症状が患者に与える負荷は、QOLの低下をもたらし、学業や就業に悪影響を及ぼす場合もある。後遺症の発症率や有病率、持続期間に関する報告は多いが、ほとんどが横断的研究によるもので、用いられている調査方法はさまざまだった。
後遺症の機序について理解を深め、後遺症に対する治療法の安全性と忍容性、有効性を検討するためには、COVID-19後の患者が申告する症状を評価するための指標を確立する必要がある。著者らは、米食品医薬品局(FDA)のガイダンスに基づいて、患者自身が申告するCOVID-19後遺症の負荷を評価する質問票SBQ-LCの開発に取り組み、Rasch分析を通じて精度を高めて、バージョン1.0を完成させた。 ブレインフォグとは
「ブレインフォグ(Brain Fog)」とは「頭にモヤがかかったようにぼんやりしてしまい、考えたり集中するのが難しくなってしまう」状態です。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています