【ソウル時事】23日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の平壌で22日、国防省総顧問などを歴任し19日に死去した玄哲海朝鮮人民軍元帥の国葬が営まれた。同国内で新型コロナウイルスの感染が広がる中、葬儀委員長の金正恩朝鮮労働党総書記ら幹部が参列。感染状況が好転しているという印象を与える狙いもあるとみられる。

玄哲海氏死去 北朝鮮の軍元帥

 同通信によれば、正恩氏は国葬で「玄哲海という名前は将軍様(金正日氏)の尊名と共に、永遠に記憶されるだろう」と語った。玄氏は正恩氏の父、故金正日氏の体制で軍の中核的幹部を務め、正恩氏の軍事教育も担当したとされる。
 同通信は、22日午後6時までの24時間の新たな発熱者が前日より1万8440人少ない約16万7650人、死者は1人と伝えた。累計の発熱者は人口の1割を超える約281万4380人、死者は68人という。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022052300182&g=int