東京のプラスチック製品メーカー「天馬」の前社長ら3人が、ベトナムの税関当局などから支払いを求められた追徴課税を減額する目的で、現地の公務員に賄賂を渡したとして、不正競争防止法違反の罪で東京地検特捜部から在宅起訴されました。

在宅起訴されたのは、東証プライム市場に上場する東京 北区のプラスチック製品メーカー「天馬」の前社長の藤野兼人被告(69)と、元経営企画部長の細越勉被告(57)、それに、ベトナムの子会社の元代表吉田晴彦被告(51)の3人と法人としての「天馬」です。

東京地検特捜部によりますと、藤野前社長ら3人は5年前、ベトナムの子会社が、現地の税関当局から求められた追徴金の支払いを減額させるため、税関当局の幹部に、日本円でおよそ1000万円の賄賂を渡したとして、外国の公務員への贈賄を禁じた不正競争防止法違反の罪に問われています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220523/k10013639541000.html