ウクライナへの軍事支援を協議する国際会合が23日、オンライン形式で開かれ、米国防総省によると、約20か国が新たな軍事支援策を表明した。米国のオースティン国防長官は記者会見で、デンマークが対艦ミサイル「ハープーン」の供与を表明したと明らかにした。

 2回目となる今回の会合には47か国が参加した。各国はブリュッセルで行われる北大西洋条約機構(NATO)国防相会合に合わせ、6月15日に対面で3回目の会合を開く予定で、対ウクライナ支援を継続していく方針を確認した。

 オースティン氏は記者会見で、チェコが最近、攻撃用ヘリや戦車を供与したことなどに触れ、「ウクライナへの軍事支援はめざましいペースで進んでいる」と各国の貢献を評価した。支援のペースを落とさないためにも次回の会合を設定したといい、「自国民を守るウクライナ軍を我々は支え続ける」と強調した。

 1回目の会合は4月26日、ドイツ南西部のラムシュタイン米空軍基地で開かれ、岸防衛相もオンラインで参加した。今回はオーストリアやコロンビアなど4か国が初めて参加したという。

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