1万年以上前に人類が残した世界最古の石像がトルコ東部で複数発見されている
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古代の遺跡といえばギザの大ピラミッドやストーンヘンジなどが有名です。
作家のショーン・トーマス氏は1万1000年~1万3000年前というピラミッドやストーンヘンジよりはるか以前に作られたとされる複数の石像がトルコの東部で発見されたと報告しています。
トーマス氏が報告している古代遺跡はトルコ東部のシャンルウルファ県で発掘されたもので、「Karahan Tepe」と名付けられています。
トーマス氏はKarahan Tepeの中でも印象的な出土品として男性器のような形状の高さ8フィート(約2.4m)の石柱をあげています。
トーマス氏によると、Karahan Tepeは1万1000年~1万3000年前の遺跡だと推定されているとのこと。これは4000年~5000年前に建造されたと考えられているギザの大ピラミッドよりはるかに古く、石造建築の遺跡としては世界最古とされています。
シャンルウルファ県にはKarahan Tepeの他にも1994年から発掘調査が行われている遺跡「ギョベクリ・テペ」が存在しており、ギョベクリ・テペはX線を用いた年代測定によって紀元前1万年頃に建造された遺跡であることが示されています。
ギョベクリ・テペの出土品の中には「6本の指で股間を保護している男性の石像」という特徴的なものが含まれています。
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さらに、Karahan Tepeの近くに存在する遺跡「Tas Tepeler」周辺の村にはギョベクリ・テペで出土した石像と同様に股間を保護するポーズの浮き彫りの像が存在しています。
これらのことから、トーマス氏はギョベクリ・テペやKarahan Tepe、Tas Tepelerに強い関連があると推測しています。
https://gigazine.net/news/20220524-ancient-civilisation-eastern-turkey/