走行中の電気自動車に電力供給 「ワイヤレス給電道路」実証実験に向け山梨県などが連携協定 ５年後の実装化を目指す
走行中の電気自動車に道路から電力を供給するシステムの実証実験に向け、山梨県と民間企業などは２５日、連携協定を締結した。甲斐市の日本航空学園にテストコースを整備し、５年後の実装化を目指す。
協定を結んだのは県や日本航空学園、ワイヤレス給電技術を研究する富士吉田市の企業など５者だ。協定に基づき、県などは来年６月に、甲斐市の日本航空学園に１周約５００メートルのテストコースを整備する。
走行中の電気自動車に道路から電力を供給する「ワイヤレス給電道路」の実証実験を行い、安全性やコスト、省エネ性能を検証する。
また、テストコースには見学センターを併設し、試乗など体験会の開催も検討している。
県によると、道路に埋め込まれた鉄板から給電する「電界結合方式」で電気自動車に給電する実証実験は世界で初めてだ。県などは、２０２７年に公道での実装化を目指す方針だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/55071822b18de716f24243e3d4dfc78329ee3d4e
