「マッハGoGoGo」が実写ドラマ化、 J・J・エイブラムス製作会社がプロデュース ─ 映画『スピード・レーサー』とは無関連
1960年代に日本で放送された人気アニメシリーズ「マッハGoGoGo」がApple TV+で実写ドラマ化され、
『スター・ウォーズ』続3部作のJ・J・エイブラムス率いる製作会社バッド・ロボットとワーナー・ブラザースが
タッグを組むことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
タツノコプロの製作で、1967~68年に放送されたオリジナル版「マッハGoGoGo」は、
1966年に連載が開始された吉田竜夫の人気漫画『パイロット・エース』を下敷きにしたアニメシリーズ。
世界各地のカーレースに参加する新進レーサーの三船剛が7つの特殊機能を搭載したマッハ号に乗り込み、
世界の大地を駆け抜ける。剛が窮地に陥るたびに助けの手を差し伸べる謎の覆面レーサーとの関係など、
サスペンスやロマンスも絡めながら描かれた作品。1997年には、日本で同名タイトルとなるリメイク版アニメも放送された。
日本版のアニメシリーズは、海外で「スピード・レーサー(原題:Speed Racer)」のタイトルで
放送されて人気を博し、2008年には、『マトリックス』シリーズのラナ・ウォシャウスキーが監督を務めた
ハリウッド版『スピード・レーサー』が公開。若き天才レーサーである主人公スピード・レーサー(演:エミール・ハーシュ)が
過酷なレースに挑む姿が、CGを駆使したビビッドかつ革新的な映像で実写化された。
Apple TV+による新企画はオリジナルの要素へ回帰して、『パイロット・エース』の実写化となり、
映画『スピード・レーサー』とは関係ないとのこと。ドラマ「スノーピアサー」(2020‐)「ザ・ラストシップ」(2014‐2018)の
イラム・マルティネスと、「ペリー・メイスン」(2020)のロン・フィッツジェラルドが脚本・ショーランナー・製作総指揮を担当。
現在、脚本チームに加わるメンバーを配置している最中だという。
なお、その他にもバッド・ロボットとワーナー・ブラザースは車関連の作品として、世界最大規模の玩具メーカー、
米マテル社が製造する人気ミニカー・ブランド「ホットウィール」を実写映画化するプロジェクトを進めている。
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