愛知県警豊橋署は25日、同県豊橋市の80代の無職女性が、架空請求で計6980万円をだまし取られたと発表した。
署によると、昨年9月下旬に、団体職員を名乗る男から女性宅に「あなたの個人情報が流出している。名義変更の手続きが必要となった」「名義変更に必要な番号を教える」と複数の電話があった。女性が指定された男にその番号を伝えたところ、さらに別の男から「番号を他人に伝えたことは違法だ。もみ消すためには1980万円、身柄を拘束されないために5000万円が必要」と言われた。
女性は昨年10月中旬~11月下旬に4回にわたり、自宅を訪れた男に計6980万円を手渡した。現金は全て女性の資産という。
男らと連絡が取れなくなったため、今年5月になり消費者ホットラインに相談し、詐欺が発覚した。自宅を訪れた男は30歳くらいで、身長190センチくらい。
https://www.chunichi.co.jp/article/477204