ソニー 諫早市のスマートフォン向け半導体工場 拡張工事着手

ソニーは、スマートフォン向けの半導体の需要の伸びが今後も順調に見込まれるとして、長崎県諫早市にあるスマートフォン向けの半導体工場で、今月からさらなる拡張工事に着手したことを明らかにしました。

これはソニーが27日、開いた事業方針説明会で明らかにしたものです。

ソニーは、スマートフォン向けの半導体の需要の伸びが今後も順調に見込まれるとして、長崎県諫早市にあるスマートフォン向けの半導体工場で今月からさらなる拡張工事に着手し、来年後半の稼働を目指すことを明らかにしました。

拡張工事にともなう具体的な投資額を明らかにされていませんが、ソニーはこれまでにスマートフォンのカメラに使う半導体の増産に向けて、来年度までの3年間でおよそ9000億円を投資する計画を発表しています。

会社側は「スマートフォンの世界的な普及に伴い、半導体市場の成長はゆるやかになると見込まれていたが、スマートフォンの高機能化に伴い、従来よりもサイズが大きいセンサーの需要が伸びている」としています。

発表を受けて長崎県の大石知事は「ソニーの事業拡大は、雇用の創出や半導体産業のさらなる集積に弾みがつくものであり、関連産業のさらなる振興に取り組みたい」とするコメントを出しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220527/5030014850.html