23日に永世名人を襲位した谷川浩司十七世名人(60)が28日、毎日新聞などのインタビューに応じた。谷川十七世名人は襲位に至るまでの経緯や思いを率直に語るとともに、永世名人として現役を続けるにあたっての決意を改めて述べた。

永世名人としての「初仕事」は、岡山県倉敷市で28日から始まった第80期名人戦七番勝負(毎日新聞社・朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)第5局の立会。倉敷市は大山康晴十五世名人の出身地で、インタビューは同市にある「大山名人記念館」で行われた。谷川十七世名人は「(襲位後)初めての仕事が名人戦の立会、しかも大山十五世名人の出身地の倉敷。これも大山先生の力なのかな」と偉大な先輩棋士に思いをはせた。

https://mainichi.jp/articles/20220528/k00/00m/040/208000c