2020年の「国勢調査」によると、35~39歳の女性の32.4%、 40~44歳の26.9%が未婚だ。いわゆるアラフォー女性だが、彼女たちが結婚相談所で、入会時に指名するのは“若い男”だという。『ドキュメント「婚活」サバイバル』(青春出版社)の著者で、婚活アドバイザーの植草美幸氏に聞いた。

小室圭さんが結婚相談所に登録したら? 婚活市場における価値を専門家が分析

「相手の希望年齢の欄に『25~40歳』と書くケースが多い。『41歳以上はいかがですか』と聞くと『それはないです』と即座に否定されますね。逆に『10歳以上年下もアリですか』と問うと、嬉しそうに『全然アリです』と答えています。彼女たちは、『若く見えるとよく言われます』『美人だと言われます』と自慢気ですが、話しを聞いていると、会社の部下である年下男性がお世辞を言っているのを真に受けているようです」

 実際、女性が年上の年の差カップルはいるが、問題はただの年下ではなく、「年収がそこそこ高い年下男性がいい」と言っているからだ。

「彼女たちは仕事はできるので、会社ではちやほやされているのでしょう。自己評価が高いのはいいのですが、『年収の高い若い男性は同世代か年下女性を希望欄に書かれていますよ』と説明しても理解してくれません。年収600万円くらいの女性でも、『私は稼いでいるんだから、それ以上の男じゃないと価値がない』と一刀両断です。お見合い写真を見せると、一言目に『いくらですか?』と年収を聞いてくることが多いですね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4e7113f690b0f113b0f3cb08b1e95e3403ef482