STAXとAudezeの技術活用した平面磁界型ワイヤレスヘッドフォン
EDIFIER INTERNATIONALは、平面磁界型ドライバーを搭載したワイヤレスヘッドフォン「STAX SPIRIT S3」を、5月30日に発売する。価格はオープンプライスで、楽天での直販価格は49,990円。
1983年創業のSTAX、平面磁界型ドライバー採用ヘッドフォンで実績が豊富なAudezeという、同社グループ企業の理念と技術を基盤にしたというワイヤレスヘッドフォン。クアルコムのワイヤレス・オーディオプラットフォーム「Snapdragon Sound」に対応する。
89×70mmの新開発平面磁界型ドライバー「Edi?er EqualMass」は、磁気構造「Audeze Fluxor」と振動板「Uniforce」、位相管理技術「Fazor」というAudezeの特許技術を組み合わせて実現。Audeze Fluxorとカスタマイズされたネオジム磁石は、従来型磁石の約2倍という磁束密度により、優れたトランジェント特性を実現する。
Uniforceは、平面磁界型ならではの均一的な駆動力により歪み率を0.5%にまで抑え、音源本来のディテールを忠実に再現。Fazorは、平面振動板で生じた音波が磁気構造を通り抜けるときの乱れを抑制し、「原音本来の振幅を損なわないことにより、鮮烈で緻密なサウンドを実現する」という。
Bluetooth 5.2準拠で、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HDに加え、aptX Adaptive(96kHz/24bit)にも対応。音声通話用にaptX Voiceにも対応し、高品位な音声通話も実現した。マルチポイントにも対応し、2台の異なるBluetoothデバイス(パソコンやスマートフォン)とペアリングすることで、音楽再生やゲーム、通話を素早く切り替えられる。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFPをサポート。
バッテリー容量は1,500mAhで、最大再生時間は80時間。急速充電もサポートし、10分の充電で11時間の再生ができる。付属の3.5mm AUXケーブルを使えば有線イヤフォンとしても利用可能。平面磁界型ドライバーの特性を活かして、微細な音まで正確に再現するという。日本オーディオ協会のハイレゾロゴのライセンス認証も取得。
イヤーパッドは軽くて柔らかい「ラムスキン」と、通気性に優れる「クールメッシュ」の2種類を同梱。簡単な作業で交換できるため、そのときの気分やリスニングスタイルによって使い分けができる。
iOS/Android向け無料アプリ「Edifier Connect」も用意。バッテリー残量の確認やペアリング開始/切断といった機能に加え、装着するイヤーパッドに応じたサウンドモードの選択、サウンドエフェクトの適用といったカスタマイズができる。サウンドエフェクトは低音をやや強調した「Classic」、低域を抑えつつ細やかな表現を重視した「Hi-Fi」、STAX静電型イヤースピーカーのオマージュ「STAX」の3種類を用意する。
重さは329g。3.5mm to 6.5mmアダプターやType-C充電ケーブル、専用収納ケース、収納袋×2などが付属する。
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