フィリピンでミスコン優勝LGBT続出の予感:中日新聞Web
https://www.chunichi.co.jp/article/472252

フィリピンの首都マニラで、街を歩いていると、ほぼ一定の頻度でよく似た外見の人とすれ違う。その人たちは見た目は男性で、化粧をしている。上着は肩や首から細い紐を吊り下げて着る、女性用のキャミソール、下はスカートを履いている。髪の長さは、男性としては少し長く、髪留めでオールバックにしている人もいる。一緒に歩く同伴者は男性の場合も、女性の場合もある。

同性愛者や両性愛者などの性的少数者は、当地で広く受け入れられている印象が強い。地元の人に尋ねると「家族は当然認めるだろうし、学校やオフィスでも珍しがられることは少ない」という答えが返ってくることが多い。

当初はLGBTなど性的少数者が社会に溶け込んでいるのは、マニラ首都圏などの都市部だけと思っていた。しかし、地方に足を運んでも都市と同様に、見かける頻度は高い。

昨年開催の世界的なミスコンテスト「ミス・ユニバース」フィリピン大会では、同性愛者であると公表していた女性が優勝した。ひょっとすると、以前にすれ違った大勢のLGBTの中から、将来のミスコン出場者や優勝者が現れるかもしれない。(フィリピン)

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