アメリカで非営利の教育機関・コリンズ英才教育研究所を運営するコリンズ夫妻は、6回目の体外受精でようやく受精卵を得ることに成功しました。この際、コリンズ夫妻は「胚の遺伝子検査」を行って、胚が成長した際の将来的な心臓病・がん・糖尿病・統合失調症などのリスク評価を受けたとのこと。

受精卵の遺伝子解析は着床前診断としてすでに行われていますが、一般的には染色体異常や重大な遺伝病の検出が目的とされています。ところが、胚の遺伝子検査を担当したアメリカ・ニュージャージー州のGenomic Predictionという企業は、複雑なDNAデータを解析し、がんや心臓病といったさまざまな要因が重なる疾患のリスクを評価し、総合的な健康度をスコアで示すビジネスを行っています。
https://gigazine.net/news/20220531-dna-testing-embryos-predict-genetic-diseases/