CloudSEKの脅威インテリジェンス研究チームが、「GoodWill」と呼ばれるランサムウェアの分析を進めています。研究チームによると、感染したPC内のデータを暗号化して読み取り不可能にしてしまうランサムウェアは、通常は金銭と引き換えにデータを復号化するためのキーを配布します。しかし、GoodWillを使用して攻撃を仕掛けるとあるグループは、被害者に対して「恵まれない人々に寄付するように」と述べてくるそうです。
CloudSEKの脅威インテリジェンス研究チームが最初に「GoodWill」を検出したのは2022年3月のこと。このGoodWillを利用してランサムウェアをばら撒くハッカー集団は、金銭目的ではなく社会正義のためにこの攻撃を行っていると見られています。
https://gigazine.net/news/20220531-goodwill-ransomware-forces-donate-poor/