デービスがロメロに一撃TKO勝ち WBAライト級正規王座防衛 次の対戦相手はだれだ?

 ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターに満員の1万9000人の観衆を集めて行われたWBAライト級レギュラー王座タイトルマッチは、
王者ジェルボンテ・デービス(米)が挑戦者1位ローランド・ロメロ(米)に6回2分39秒TKO勝ち。3度目の防衛を果たした。

 サウスポーのデービスに初回終了間際、ロメロの右カウンターが当たり、挑戦者は好スタートを切る。2回もロメロが左右でデービスを
ロープへ追い込む場面をつくりヒートアップ。デービスは左ストレートを返す。3回、ロメロの左フック、右ボディーにデービスは左カウンターで対抗。
挑戦者の健闘が目立つ。

 高いKOパーセンテージを誇る無敗同士の一戦は意外にもテクニカルな攻防が展開される。
身長、リーチで勝るロメロにデービスがやりにくそうな表情を見せるシーンもある。しかし6回、試合は突然フィナーレを迎える。

 距離を取る王者にロメロは前進を繰り返す。右フックを巧打したロメロだが、ロープを背にしたデービスの
左ロングフックがアゴに命中。倒れたロメロはカウント中に起き上がったが、慎重にダメージをチェックしたレフェリーがストップをコールした。

 デービス(27)は27勝25KO無敗。5回までのスコアカードは48-47が2者に49-46でデービスがリードしていた。初黒星のロメロ(26)は14勝12KO1敗。

 デービスには1週間後に豪州でゴングが鳴るジョージ・カンボソス(豪)vs.デビン・ヘイニー(米)の4団体統一戦の勝者、会場で
観戦した人気選手ライアン・ガルシア(米)などライバルが目白押し。今後のマッチメイクが楽しみだ。
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