4630万円誤給付の9割超、差し押さえ完了…町の代理人弁護士「全額返還され驚いた」

山口県阿武町が誤って振り込んだ給付金4630万円が全額出金された事件で、町の代理人弁護士は31日、
9割超の回収が完了したことを明らかにした。

電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された無職田口翔容疑者(24)が給付金を出金した決済代行会社3社から、
町の口座に振り込まれた約4300万円の差し押さえ手続きが終わったという。

町の代理人を務める中山修身弁護士によると、町は田口容疑者が滞納した税金の徴収手続きに着目し、
3社の銀行口座の差し押さえ・取り立て処分を実施。
これを受けて、3社は5月20日、町の口座に約4300万円を振り込んだ。

この時点では、約4300万円は田口容疑者の「財産」だったが、容疑者側は同日、町が起こした返還訴訟で
請求を認める「認諾」の書面を山口地裁萩支部に提出。
町は同23日、山口地裁に田口容疑者の債権差し押さえ命令を申し立てた。
命令が出たことで手続きが進み、同30日に回収が終わった。

また、中山弁護士は、今回の回収のきっかけが、決済代行会社から町への電話だったことも明かした。

後略
https://news.livedoor.com/article/detail/22261210/