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ロシアによる侵攻後、ウクライナから避難したエミリア・ターマイエヴァさん(16)が堺リベラル高校(堺市堺区)に入学し、在校生らが1日、ウエルカムセレモニーを開いた。

エミリアさんは南部オデッサの出身で、電力エンジニアの父は現地に残ったが、母妹とともにモルドバ経由でルーマニアに避難。アニメやマンガを通じて興味があった日本に学びの場を求め、ウクライナ学生支援会(大阪市)を通じ、留学を決めた。

セレモニーでは、併設する同中学校の生徒会長、間吾心晴さん(15)が英語で「この学校でともにたくさん学びましょう」とあいさつ。エミリアさんは「日本に留学する機会をいただき、ありがとうございます」と日本語で応えた。

ウクライナと日本の教育制度が違うため、学校側の判断で高校3年生に編入。午前は授業を受け、午後は日本語学校に通うという。

歓迎を受けたエミリアさんは「すべてが不安だったが、うれしかった。日本語をもっと一生懸命学びたい」と語った。今月はスポーツ大会や修学旅行が予定されている。重山香苗校長は「学校全体で支えていきたい」と話した。

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