NQNニューヨーク=横内理恵】2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落で始まり、午前10時現在、前日比149ドル22セント安の3万2664ドル01セントで推移している。2日朝にソフトウエアのマイクロソフトが2022年4~6月期の業績予想を下方修正した。米国を代表する巨大ハイテク企業だけに投資家心理の悪化につながった。
マイクロソフトは5月までのドル高の影響を加味し、業績予想を小幅に下方修正した。修正後の売上高と1株利益は市場予想を下回る。同社株は一時3%あまり下げた。ハイテクではスマートフォンのアップルも下げた。製薬のメルクやアムジェンなどディフェンシブ株も安い。
一方、米原油相場が増産観測で下げる場面があり、インフレが弱まるとの期待から消費関連株や景気敏感株の一角は買われている。クレジットカードのビザ、スポーツ用品のナイキ、航空機のボーイングが上昇し、ダウ平均を支えている。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数はもみ合いで始まった。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN00037_S2A600C2000000/