政府は3日、「民間資金活用による社会資本整備(PFI)」を推進するための会議を首相官邸で開いた。岸田文雄首相は「民間の新たなビジネス機会を創造する」と述べ、公共施設の運営権を民間企業に売却するコンセッション方式の導入拡大など今後10年間の事業規模を30兆円とする目標を表明した。

 既に導入が進む空港に加え、競技場や文化施設といった新たな分野にもコンセッションを広げる方針を示した。

 首相は「新しい資本主義」の中で、官民連携による経済成長を目指す姿勢を打ち出しており、政府が5月に公表した実行計画案で「PFIの強化」を掲げていた。
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