ロシア、欧米諸国に輸出の道が閉ざされた石油をアジアに安価で販売 
インド企業、精製油を世界各地に輸出し、高収益あげる


 米国と欧州がウクライナを侵略したロシアに対する制裁で石油輸出を阻んでいるが、
いわゆる「産地ロンダリング」を経て依然として取り引きされていると、ウォール・ストリート・ジャーナルが1日(現地時間)付で報道した。

 同報道によると、ロシアに対する制裁以降、国際石油企業らはロシア産原油をガソリンや
軽油、または他の化学物質などに精油し、産地を曖昧にしてから取引しているという。
このような取引にはインド企業が主要な役割を果たしていることがわかった。
インドに到着したロシア産原油が精油過程を経て、スエズ運河と大西洋を渡り、米国まで運ばれているということだ。


ロシアが、西側諸国の制裁で輸出の道が閉ざされた石油をブレント原油より1バレル当たり35ドルも
低い値段でインドに販売しているためだ。これを受け、インドの精油輸出は戦前より欧州では3分の1、
米国では43%も増えた。ロシアから安価な原油を持ち込んでガソリンや軽油などで精油した後、
最近急騰した相場で大量輸出し、大きな利益をあげているものとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/155a75efa930bdc22e109caed0c5ae5651aa315a