皇位継承順位1位の立場で

 記者が続ける。

「表向き、秋篠宮さまがお墨付きを与えたという形跡はありませんが、出版のタイミングも含めてゴーサインを出していなければ刊行に至らなかったのは間違いありません。非公式ながら、秋篠宮さまの本音に限りなく近い肉声本であり、この時期に主張しておきたいことがあったということでしょう」

 同書には圭さんの母・佳代さんと元婚約者との金銭トラブルについて秋篠宮さまが「全て、小室家の話だ。秋篠宮家は、まったく関係ない」と語ったとされるシーンも登場する。

「そういった点も含め、秋篠宮家が巻き込まれたというスタンスを訴えたかったと推察されます」(同)

 もっとも、宮内庁内では同書に対して、というよりはむしろ、同書の出版に関与した秋篠宮さまへの“風当たり”が強まっているのも事実だ。

「宮内庁内では、“皇位継承順位1位の立場で、直近の、しかも相手のある事柄について本音を明らかにしたのは軽率のそしりをまぬかれないのではないか“との指摘は根強くありますね。かなり厳しい言い方になりますが、“もう少し自覚を持っていただきたかった“と突き放すようなものもありました」

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce75ae922bee0045921981a2860fc38b71d3c959