20歳という若さで今月1日に射殺されたラッパーのXXXTentacion(エクスエクスエクステンタシオン)に、セレブたちが悲しみのコメントを残すなか、一部では彼の死を追悼しきれない声も上がっている。
大ヒット曲「サッド!(SAD!)」が収録されたアルバム『?』が米ビルボード・アルバム・チャートで1位を獲得した新星ラッパーのXXXTentacionが、現地時間1日に射殺され死亡した。
強盗犯による銃撃に倒れたXXXTentacion。れっきとした殺人事件の被害者にもかかわらず、彼の死を惜しむことができないという声も上がっている。

生前のXXXTentacionは、あるMVで白人の子供を首吊りにする人種差別的な映像を公開したり、反フェミニストを主張したりと、弱冠20歳にしてアーティストとしてカルト的人気を誇っていた一方で、なにかと問題行動を起こすことでも知られていた。
とくに2016年に起きた元恋人へのDV事件については、大バッシングを受けている。
このDV事件で逮捕されたXXXTentacionは、当時妊娠中であった13歳の元恋人に対して殴る蹴るなどの暴行を加えたほか、精神的なダメージを与えたとして、刑事裁判に発展していた。
そんなことから、彼の死に対して「ざまあみろ」「自業自得」といったコメントも寄せられている。
これに対して、元プロボクサーのフロイド・メイウェザー・ジュニアが、自身の気持ちをインスタグラムに投稿。
あくまでも個人の見解と主張したうえで、「問題を抱えていて音楽が好みじゃないからといって、殺人に目をつむるのはどうだろうか」と問いかけた。
XXXTentacionを銃殺した犯人はまだ捕まっていない。