ぼのぼの @masato009
『東京2020オリンピック SIDE:A』見る気は無かったのだが、いざ公開されると「予想と全く違う映画だ」
という評判が次々と飛び込んできたため急遽見ることに。確かに直前までに予想されたような体制ベッタリ
国威発揚映画とは対極にある作り。極めて純度の高い「河瀬直美の作家映画」になっている。

雪に埋もれた桜に物悲しげなアレンジの「君が代」が流れる冒頭からして、もはや河瀬直美映画以外の
何ものでもない。その後 森喜朗や山下泰裕などお偉方の映像が続くのだが、その編集は華々しさとは
縁の無いもので、山下のインタビューなど、おそらくは後からトリミングしたのであろうヒドい構図。

インタビューの内容自体は、いかにもな体育会系のご立派な発言だけに、顔の半分だけが切り取られた
ような映像は、発言内容とのギャップでギャグのよう。しかもそこからコロナの病床につなぐという
底意地の悪さ。

これまでの河瀬の発言やら何やらは、まるで体制におもねっているような印象を与えるものばかり
だったので、表面は権力に従いながら、何食わぬ顔でこんな権力者の顔に泥を塗るような映画を
作り上げてしまったことには驚きを禁じえない。その作家としての姿勢には一種の狂気すら感じる。
https://twitter.com/masato009/status/1533376068325089280


なんか観たくなってきたんだが。。
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