240年前、国内最悪といわれる「天明の大飢饉(ききん)」が発生した。1月にトンガで起きた噴火は事なきを得たが、
江戸時代中期は海外の火山が大規模噴火して気温が低下し、深刻な冷害が広がったことが大きな要因とみられている。飢饉が広がったのは幕府や藩の失政も大きい。
1782年に始まった天明の大飢饉は翌83年に深刻化した。その年の夏は東北地方の太平洋側で雨や霧が続き、綿入りの厚手の服が必要なほど寒かった...

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD13AD20T10C22A4000000/