イギリス初、トランスジェンダーの男性が男性とのボクシングの試合を行う(アフロ)
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ロンドン出身のダニー・ベイカーさん(34)は、女性の体で生まれたが20代で男性へと変わり、プロボクサーになる夢を追いかけ始めた。そして現在、トランスジェンダーのダニーさんは、男性相手にプロのボクシングの試合を行う初めての選手となった。

ダニーさんは「ボクシングをしていると、自分が男なんだと感じる。自分がトランスジェンダーではなく、男としてボクシングの世界に入れてもらっていると感じる。テストステロン値は自然な人間の範囲内で、スポーツでのアドバンテージはない」と話す。

「より多くのトランスジェンダーの女性や若者をみたい。隠す必要はない」と話すダニーさんが自身がトランスジェンダーだと気づいたのは21歳のころ。

トランスジェンダーがテーマのドキュメンタリーを見たのがきっかけだ。それまでは女性の体を持ちながら、自身は男性と感じていたが、トランスジェンダーという存在を知らなかった。

25歳までに13度も刑務所に服役したダニーさんは、ボクサーの夢を追いかけることで、違法薬物を売る生活から抜け出すことができたという。

現在ダニーさんはスポーツ界のトランスジェンダーへの支持や、LBBTQや若者たちと共に同じ様な境遇の人へのサポートを行っている。