AV対策新法に「待った」 性行為の撮影、合法化しないで

朝日新聞デジタル 2022年5月11日 10時30分

アダルトビデオ(AV)撮影による被害を防ぐため、与党がまとめた
新しい法律の骨子案に対し、「性行為の撮影を合法化してしまう」と
懸念の声が上がっています。どんな問題があるのでしょうか。
被害相談に応じるNPO法人「ぱっぷす」の支援員を務める岡恵さんと、
理事長の金尻カズナさんに話を聞きました。

音信不通になった相談者
 ――新法にはどんな懸念があるのでしょうか。教えてください。

 岡さん まず、与野党が協議している法案の骨子案にAVの定義が
書いてあります。「性行為などを撮影した映像」という趣旨の文言です。
性交など性行為の撮影を肯定することが前提となっており、
この法律自体がそうした性行為を伴う契約が許されると認めて
しまうことになります。

https://www.asahi.com/articles/ASQ5C00K8Q5BUTFL00L.html