橋本愛、“心臓にレモンを搾った”ような刺激を映画史に刻む【てれびのスキマ】
2
コメント2件
この記事についてツイート
この記事についてFacebookでシェア
この記事についてLINEで送る
6/1(水) 5:30
配信
WEBザテレビジョン
橋本愛
■「目指す前になってました」
橋本愛は自身のSNSでファンからの「女優を目指すきっかけは?」という質問にこのように答えた。事実、芸能界入りのきっかけは、2008年、中学1年生の頃にミーハーな母が「三姉妹の中で一番顔が濃いから」という理由で勝手にオーディションに応募したことだった。そこで「ちょっと歌を歌って、あんまりやる気のない質疑応答」をしていたらグランプリに輝いたのだ(「週刊文春」2015年1月1日・8日号)。モデル、歌手、役者…どれも興味がなく、当初はこの仕事を続けていくというモチベーションはしばらく持てなかった。
だが、2010年、映画「告白」で注目を浴びると、2012年に公開された「桐島、部活やめるってよ」で日本アカデミー賞・新人俳優賞優秀賞を受賞。同世代の実力者たちが数多く出演した映画だったこともあり、世代を代表する役者のひとりと目されるようになった。それでもこの頃の橋本は、「『私は女優じゃない、役者だ』みたいな、中性的であろうとしてた。それは感覚としてですけど、自分のやる役が男性目線というか男性の中の幻想とか実体ではないような女性の役をやることがあって。自分の職業を言うのが、どの言葉も当てはまらなくて、女優、俳優、役者、演者、表現者…、全部違うんですよね。腑に落ちるのはなかなかないな」(「SWITCHインタビュー 達人達」2022年4月11日NHK Eテレ)と思い悩んでいた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/08c7301363dee0a5bbc09f07637d60fa79534a67