政府は7日、2022年度の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)」を閣議決定した。防衛力の抜本的強化について「5年以内」と時期を追加し、原案を修正した。
「経済あっての財政」との考え方が強調され、財政健全化より成長投資を促進する方向で、拡張路線を鮮明にさせる内容となった。

  北大西洋条約機構(NATO)諸国が国防予算を対国内総生産(GDP)比2%以上を目標としていることも本文に盛り込んだ。来年度の予算編成について、
「重要な政策の選択肢をせばめることがあってはならない」との文言を加えた。また脚注部分に骨太方針としては初めて「台湾海峡の平和と安定」を書き込んだ。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD35D3DWLU6901?srnd=cojp-v2