東京都国立市の一橋大で今年1月に行われた外国人留学生向けの入学試験で、試験中に撮影されたとみられる問題用紙が、インターネットを通じて外部に流出した可能性があることが8日、捜査関係者への取材で分かった。大学側はすでに被害届を警視庁に提出。警視庁は偽計業務妨害容疑で捜査を始めており、関与した人物の特定を急ぐ。
捜査関係者によると、この試験は一橋大に留学を希望する外国人を対象とした入学試験で、何らかの方法で数学の問題用紙が撮影され、試験時間中にインターネットを通じて外部に画像が流出したとみられるという。その後、大学側が警視庁に被害届を提出。試験には数十人が受験していたとみられる。
警視庁は不正が行われた可能性があるとみて、流出した経緯や関わった人物の特定を進めている。
大学の入学試験をめぐっては、今年1月に実施された大学入学共通テストで試験中に「世界史B」の問題が外部に流出。警視庁は関与した受験生の女性(19)と手助けした20代の男性会社員を偽計業務妨害で書類送検した。
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